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  2. スタイル:第16回 Lomography Japan

編集長の一人取材今年オープンのロモグラフィー・ギャラリーショプ訪問 Lomography Japan

蚤の市で偶然発見された出来事がロモの起源

“ロモグラフィー”って、いったいなんだろう?
ロモグラフィーを始めたいけど、どんなカメラを買えばいいんだろう? ロモグラフィーという世界を深く知るため、今年7月南青山に出来たLomography Japan へ取材を敢行。代表の浪上さんに、ロモの世界について、お話を伺いました。

ーーまず初めにお聞きしたいのですが、
ロモグラフィーとは、どんな意味なのでしょうか?

波上「ロモカメラで撮られた写真をロモグラフィーと呼ぶのですが、そこから始まった写真活動のことを総称してロモグラフィーと言います。ロシアで生まれた“ロモLC-A”と言うカメラを蚤の市で発見し、そこから始まったアナログ写真だったり、レトロカメラの写真活動が起源です。」

ーーロモカメラの特徴は、どんなところですか?

浪上「普通のカメラでは出ないような色彩で、劇的な映り方をするところが一番の特徴ですね。ロモカメラは80年代にロシア(旧ソ連)で作られたカメラなのですが、ソ連が解体してしまい、量産はされていたけれど、行き場を失ったカメラでした。機能面では、カメラとして最低限の機能を備えるにとどまったカメラで、カメラ工学的にもすごく粗末なものというか、チープな造りなんです(笑)」

ーー最近のデジタルカメラなどの機能と比べると、逆なんですね。

浪上「そうですね。最近のカメラはハイスペックで機能が本当に充実しているものが多いと思いますが、ロモの場合はそうではないんです。シンプルで素朴で、単純な造りのものがほとんどです。単純な造りのカメラでも、写真というのは原石という部分を大事にすることで、楽しい写真が撮れますよと気付かせてくれるのがロモカメラですね。」

浪上さん

今回取材に対応頂いた代表の浪上さん。
ロモの醍醐味を話してくれた浪上さんももちろん、ロモユーザーです。

ファインダーを覗かない、ロモの基本です

ーー店内にはたくさんのカメラが並べられていますが、だいたい何種類ぐらいのカメラがあるのでしょうか?

浪上「機種で言いますと、12?13種類ですね。そこからカラーバリエーションや、ファッションブランドやアーティストとのコラボレーション企画など、細かく分類していくと非常に多くのバリエーションになります」

ーーパッケージデザインも、凄くお洒落なものが多いですね。

浪上「ロモグラフィーでは、カメラだけでなく、パッケージも含めてそのロモカメラのデザインというか、“芸術”というような感覚ですので、パッケージに関してもデザイン性は高いと思います。女性にも人気のあるカメラなのですが、贈り物としての人気も高いですね」

ーー中にはファインダーがないカメラがありますが、このタイプのカメラはどうやって撮影するのでしょう?

浪上「ノーファインダーはロモグラフィーの基本なんです。ファインダーを覗かないで撮った写真で、どれだけ良い写真が撮れるかなんてことを競ったりもするので。ファインダーを覗いてしまうと、だいたい撮れる写真が分かってしまいますよね?そうではなくて、心の目で見るというような感覚でしょうか。連写のカメラなんかだと、ファインダーを覗くよりも自分の目測だったり、感覚的に感じるまま写真を撮影した方が、動きをキャッチ出来たりするので、良い写真が撮れることが多いんです」。

ーー視覚ではなく、フィーリングで写真を撮るという ことでしょうか?

浪上「自分の目線をあえて外す事で生まれる写真を撮るのも、ロモグラフィーの一つのコンセプトなんです。ファインダーを覗かないで撮影するということは、ロモグラフィーの醍醐味ですね」

ーー最近よくロモグラフィーという言葉を耳にしますが、ロモグラフィー人気が広がって来ているという実感はありますか?

浪上「今の時代、主流はデジタルカメラですよね。デジタルが浸透すればする程、一方でアナログへの意識が強まって来ているんじゃないかな、と感じています。自分はもう少し写真に対するアイディアを見つけてみたい、とか、特別なことをしてみたいとか、写真の原点を辿るとアナログのやり方で広げられることがすごく多いと思うんです。最終的には、自分がどういう写真が好きなのか、ということを考えて行くと、アナログ派かデジタル派に分かれると思います」

ーーでは最後になりますが、これからロモを始める方、そしてすでにロモのファンの方にメッセージをお願いします。

浪上「写真を撮られる多くの方が、写真の撮れ方を試したり、大きな好奇心を持っていたり、写真に対してどんどん掘り下げて行きたい部分が沢山あると思うんです。そんな子供心を持っていたり、遊び心を広げて行こうという人たちがいつか出会うカメラがロモカメラだと思います。単純で簡素な造りのカメラでも、素敵な写真を撮ることが出来るんだ、そう気付かせてくれるのがロモカメラの素晴らしいところ。これからロモを始める方も、すでにロモファンの方も、ロモグラフィーを自分のスタイルで、自分の好きなように楽しんで頂ければと思います」

ショップ内

ショップ内にはロモカメラはもちろん、たくさんのグッズが所狭しと並んでいます。いくら眺めていても飽きない、楽しい空間でした。

ロモカメラ用のフィルム

こちらはロモカメラ用のフィルム。それぞれ撮影した時の効果が違っていて、パッケージの風合いが実際の写真の仕上がりイメージに。パッケージのデザインがまたお洒落。

ロモウォール

“ロモウォール”と呼ばれるショップ内の壁。約130人のロモユーザーの撮影した写真を、壁にディスプレイした様子。

shop Information

Lomography Gallery Shop Tokyo

http://www.lomography.jp
所在地 /東京都港区南青山4-24-8ホームSQ.1F
電話 /03-6418-7894
営業時間/12:00?20:00
最寄駅 /東京メトロ 千代田線,銀座線,半蔵門線 表参道駅

Lomography Gallery Shop Tokyo