第10回![]()
世界中の色々な国の写真文化に触れてみよう!というこの企画、第二回目の今回はオーストラリアから。
写真花の先月号のプレゼント当選者の中に、偶然にも海外在住の方が!
これはぜひ、と思い取材を依頼した写真花会員の城さん。
ライターとして活躍されている城さんは、快く今回のインタビューを引き受けて頂けました。
そんな城さんにお話を伺った今回の「Photo-Culture in the world」。
今回は写真だけではなく、スクラップブッキングについてもレポートしたいと思います。それではオーストラリアからのPhoto-Culture、お楽しみください!
??やはり街の色々なところで現像ができるんですね。ではその写真の被写体の話ですが、家族の写真なんかはよく撮影されますか?
城「はい、家族の写真を撮っているオーストラリア人は多いです。わたしもそうですが、ブログなどを運営していると、日本人は食べ物だけにカメラをむけたりしますよね? でもオーストラリアでは、BBQパーティやイベントごとで食べ物だけを撮っていると不思議な顔をされます(笑)」
??僕もですけど、日本人は食べ物の写真を撮るのが好きですよね(笑)
食べ物の写真が好きな一方で、日本人はあまり家族の写真を持ち歩くことをしないと思うのですが、オーストラリアではいかがでしょうか?
城「子供やパートナーなど家族の写真を持ち歩いてオーストラリア人は多いです。
とくに、お財布の中の透明シート部分に家族の写真を入れている人はとても多いですね。スーパーのレジで並んでいて、前の人が支払っているときに、たいてい家族の写真が目にはいってきます」
??私自身の経験で、外国で一般的な家庭へ行くと、必ずと言っていいほど、その友人
の子供の頃の写真や、大学を卒業した時の写真などが飾られていました。やはりオー
ストラリアも同じですか?
城「家の中に家族写真を飾るのもごく一般的です。壁一面、写真だらけの家庭もありますよ(笑)。お子様だったり、お孫さんだったり、また家族の集合写真など、そのご家庭の歴史を感じます」
??オフィスなんかはいかがでしょう? 皆家族や恋人(?)の写真を飾ったりするのでしょうか?
城「老若男女問わず、自分のデスクまわりに大切な人の写真を飾っている人は多いです。わたしのかかりつけのお医者さんのデスクの上には、自動的に表示内容がかわる写真フレームが置いてあり、診察中にも、可愛い娘さんの写真がふわっ、ふわっと順番に表示されていて、こちらまでなごみます。デジタルフレームというのでしょうか?最近よく見かけますね」
??オーストラリアでもデジタルフレームの人気が出て来ているんですね。写真花でも先月号で特集しました。ではそれ以外で、例えば自宅などでの写真の飾り方として、どんな方法がメジャーなんでしょうか? 日本では住宅事情から、壁に画鋲等傷つくものが使えないケースが多くあります。オーストラリアはいかがでしょう?
城「たとえ賃貸であっても、壁に飾っている人が多いように思いますが、写真たてに入れてラックの上などに所狭しと並べている家庭もあります。お気に入りの写真は大きく引き伸ばしたり、立派な額に入れたりして飾っているご家庭が多いです。それから、冷蔵庫などにマグネットでとめているのを見かけることもあります。飾ってある写真のことで、話題が展開していくことがたびたびありますね」
??城さんはスクラップブッキングをされているということで、このあたりで話題をスクラップブッキングへ移そうかと思います。
スクラップブッキング、オーストラリアでの人気はいかがでしょうか?
城「アメリカに次ぐ、または同じぐらいポピュラーなクラフトです。1回2時間程度のワークショップが盛んです。日本にある資格制度用のコースとか、そういうのもはありません。スクラップブッキング専門店で、そのお店の人をはじめ、雑誌や各メーカーでデザイナーとして活躍しているような人気スクラッパーが講師を担当するなど、毎日何かしらのクラスが開かれています。子供向けのクラスもありますね。
ランチやディナー、お茶やお菓子込みで、丸一日スクラップブッキングをするというイベントが定期的に開催されたりして、これもすぐに予約がうまるほど人気です。
家族を大切に、そして家族写真を飾ることがとても大好きなオーストラリア人たちですから、その方法の一つとしてスクラップブッキングは大人気です」
??ずばり一言で、スクラップブッキングの魅力、醍醐味はいったいなんでしょうか?
城「その写真とじっくりゆっくり向き合うことができ、いろいろな想いがこみあげてくるところです。
撮影されたときのことやその人のことを想いながらデザインを考えたり、紙を切ったり貼ったりして作品を仕上げていきますが、その間ずっと、温かい気持ちで満たされます」
??ありがとうございます。では最後に、こんなところがオーストラリアの写真スタイルです!というところがありましたら、お願いします。
城「スクラップブッキングのクラスで、わたしが日本の家族の写真を使っていると「この人はお母さん? これは日本?」「姪っ子さん? まぁ、かわいい!」と必ず声をかけてくれます。そして褒めちぎってくれます!そんなふうに、たとえ一枚でも、写真のあるところは明るい雰囲気につつまれる、これがオージ(オーストラリア)流写真スタイルだと思います!」

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??第一回目のインタビューで、地球の裏側、コロンビアのカメラ事情を聞きましたが、やはり今はデジタルカメラが当たり前のようでした。もちろん、オーストラリアもそうですか?
城「はい、そうですね。オーストラリアではお年寄りの方でもデジタルカメラを使いこなし、パソコンに取り込んだり、メールに添付して送るなど、使いこなしている人は多いですね。カメラ自体の値段は、日本の方が断然安く、種類も豊富だと思います。
日本に帰ったときにカメラ屋さんなんかにいくと、種類やカラーバリエーションの多さにびっくりします」
??お年寄りの方も使いこなしているんですね。一方でフィルム式もまだまだ健在ですか?
城「健在だとは思いますが、多くのオーストラリア人は皆デジカメを使用しているように思います」
??ちなみに、携帯電話のカメラ、日本で俗に言う“写メ”のようなスタイルは、オーストラリアでもポピュラーですか?
城「携帯電話で写真を撮っている人をほとんど見かけたことはありませんし、私自身も撮ったことがありません。写真を撮れる機能はついているんですけどね(笑)」
??じゃあ、プリクラなんかはどうでしょう? オーストラリアにもあるのでしょうか?
城「観光地などにたま????に置いてありますが、それで撮るのは日本人じゃないでしょうか。それか日本に留学経験のあるオーストラリア人か(笑) プリクラの機械自体、ほとんど見かけたことはありません」
??なるほど。ではオーストラリアのプリント事情についてお聞きします。
日本では街中の写真屋さんにプリント用の機械が設置されていて、そこに自分の写真のデータを持ち込んでプリントが可能です。オーストラリアも同じでしょうか?
城「そうですね。カメラ屋さんをはじめ、大型スーパーや家電ショップなど、色々なところに設置してあります。その機械で、サイズの調整などいろいろな加工を自分でされている方もいるようです」