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第8回スタイル

The Photo-Culture in the world.

世界中の国々の写真文化に触れてみよう!というこの企画、今回が記念すべき第一回目となりました。
今回は写真花を定期購読されている外国人の方の中からゲストととして出演頂ける方に、取材依頼をお願いしました。第一回のゲストは日本人の奥さんを持ち日本在住のコロンビア人、サンティアゴさんにお話を伺いました。
カリブ海に面する南米のコロンビア。明るく陽気なサンティアゴさんですが、こちらの質問に対して、祖国での写真文化についてとても紳士にお話をしてくれました。驚きの発見がたくさんあった今回のインタビュー、それではコロンビアの写真文化をどうぞ。

コロンビアって、どんな国??

バラのレザーリング

コロンビア共和国(Republica de Colombia)
首都  ボゴタ    
公用語 スペイン語
面積  1,141,748? (日本の3倍/世界第25位)
人口  45,600,000人(世界第28位)

コロンビアは、南アメリカ大陸の北西部に位置する国です。
北にカリブ海、西には太平洋を眺め、美しい自然の多い国でもあります。
コーヒーや、エメラルド、バラの産地としても有名です。

??まずお聞きしたいのですが、コロンビアの方々は家族の写真を常に携帯しているのですか?

サンティアゴ「はい。皆そうしています。僕はいつも母の写真を持ち歩いています。父や姉妹の写真も持ち歩きたいのですが、お財布に入るサイズの写真を 今は持っていないので(笑)。もちろん、自宅にはちゃんと大きなサイズの写真がありますよ(笑)。それと、初めて自分の財布を持つ時に、家族が自分たちの映った写真をくれるんです。この写真はお財布に大切にしまっておきなさいって。家族の写真を持ち歩くというのは、家族を誇りに思うという意味があり、同時に自分に誇りを持つということでもあるんです」

??サンティアゴさんの家族も、もちろんあなたの写真を持っているということですか?

サンティアゴ「もちろんです。僕は今結婚をして日本で暮らしていますが、コロンビアにある実家の僕の部屋には、写真がたくさん飾ってあります。赤ん坊の頃の写真、学校を卒業した時の写真、結婚式の時の写真などです」

??今の時代、コロンビアでもデジタルカメラが主流なのですか?

サンティアゴ「今の時代はそうですね。ですけど、やはりお年寄りの方なんかはどうにも好きになれないようです(笑)。コンピューターの画面で写真を見ることが好きではないみたいですね」

??その世代間のギャップは、どこの国でも同じなんですね(笑)

サンティアゴ「ええ(笑)。ただ、デジタルカメラも持っていますが、多くの家庭でフィルム式のカメラを相変わらず使っているのも事実です。毎日持ち歩くというわけではありませんが、旅行だったり何かの記念の時は、必ずと言っていいほどカメラは持って行きますね」

??では撮った写真について、コロンビアでポピュラーな写真の飾り方はどんな飾り方ですか?

サンティアゴ「最も一般的な方法として、壁にデコレートして飾るという方法があります。額に飾ったり、ピンで飾るようなことはあまりしません。ちょっと厚めの木で出来た板などを壁に貼って、その上に写真を貼るんです。そうすると、とてもアーティスティックな感じに仕上がります。
今は日本に住んでいますので、それをお見せできないのが残念ですが、それがポピュラーな飾り方ですね。
ただ単純に写真を飾るのではなく、ちょっと手を加えて飾ることが多いですね。アルバムにしまうことはあまりしません。しまってしまうと、すぐに見られないし、身近な感じがしませんので」

??最近は携帯電話でも奇麗な写真を撮る事が出来ます。コロンビアでも日本でいう“写メ”は人気ですか?

サンティアゴ「はい。最近はカメラ付きの携帯電話で写真を撮る事ももちろんします。それで家族の写真をとって保存したりもしますが、携帯電話の中にデータとして持っている写真と、実際に写真として持っているものでは、意味合いが違いますね。携帯電話の中の写真とは別に、必ずちゃんとした“家族の写真“を持っています」

??お財布に持っている写真、どんな時に見たりするのでしょうか?

サンティアゴ「僕の場合、お財布の掃除をする時でしょうか(笑)というのは冗談で、それ以外だと、人に会って自分の家族の話題になったりした時に見せたりすることがありますね。ただやっぱり、写真を見て感じる部分もありますけど、持っていることで家族を近くに感じることが出来て、励みになるんです」

??日本の若い方、例えば学生さんなんかが、留学などで海外へ行く時に家族の写真をたくさん持って行くという人は少ないようです。得てして照れくさい、恥ずかしいところがあるようです。これに関してはどう思われますか?

サンティアゴ「私たちからすると、それにはとても違和感を感じます。自分が今ここにいるのは、両親が自分を生んでくれたからです。そんな両親を、血のつながった家族を大切に、誇りに思う事をなぜ恥ずかしがるのか、ちょっと不思議な感じがしますね」

??なるほど。では最後にお聞きしたいのですが、サンティアゴさんがお財布に入っている、または飾ってある家族の写真を見た時、どんな気持ちになりますか?

サンティアゴ「今ですか?今は特別な感情になるでしょう。私は祖国を離れて日本で暮らしているわけですから、コロンビアにいる時に、同じ家族の写真を見るのとは全然違うフィーリングですね。ただ、どこにいても、家族の写真がそばにあるということで、励みになることは間違いないです。もし日本の方が、家族の写真を持ったり飾ることを、本当に照れくさいと思っているのであれば、もっと自分の家族に誇りを持っていいんじゃないかと思います。携帯している写真でも、飾ってある写真でも、家族を身近に感じることで、とても励みになると思いますので」

サンティアゴさん

今回インタビューに答えて頂いた写真花ファンのサンティアゴさん。 彼は日本人の女性と結婚し、今はコロンビアを離れて日本在住。祖国を離れて生活する彼には、奥さんの写真はもちろん、コロンビアにいる家族の写真もなくてはならない大切なもの。

写真

コロンビアではアルバムに写真をしまうことはあまりないそう。
撮った写真をしまいこんでしまうことは少なく、装飾して壁に飾るか、飾らない場合でも、アルバムではなく、小さいコンテナなどにいれておくのが普通。
すぐに取り出せるようにというのがその理由。

サンティアゴさん

今は仲良く日本で暮らすサンティアゴさんと、奥さんのReikoさん。彼のお財布には、もちろん奥さんのReikoさんの写真も。