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第1回スタイル

四六時中好きな写真と暮らす

写真を自宅に飾ることの意識の変化や、写真を飾ることによるメリットを写真界の有識者・篠原俊之さんに伺いました。

多くの写真家に影響を与えた人物

写真業界において幾つもの肩書きを持ち、多才な活躍をされている篠原俊之さん。

篠原さんの一つ目の顔は、芸術写真のメッカ新宿四谷エリアにあるフォトギャラリー・Rooneeのオーナー兼ディレクター。

二つ目の顔は、吉永マサユキ氏をはじめとする作家性の高い写真家を塾長に招いたワークショップの運営者。

その他、バンタンデザイン研究所や早稲田大学芸術学校での講師・写真コンテスト審査委員長を務めるなど、写真芸術の啓蒙活動を精力的に行ってきた方です。このWEBマガのテーマである写真を自宅に飾る、をフォトフューチャリスト・篠原俊之さんはどう捉えるのか、インタビューをお願いしました。

篠原俊之さん

フォトギャラリーRooneeのオーナー兼ディレクターの篠原俊之さん。Rooneeは、次の時代を担う写真家の発掘・育成に定評のあるギャラリーです。

写真を飾ることが根付いてきている実感

篠原さんに伺うと、アートとしての写真を自宅に飾ることが日本でも根づいてきている…とこの頃実感されているそう。その理由を以下のように解説してくれました。

「最近の新築マンションは家具が作りつけになっているスタイルが大半ですよね。必然的に置かれる家具が少なくなるため、壁スペースがガランと空くことが多くなります。そうすると、そこに何かを掛けないと収拾がつかなりますね。だからでしょうか、私が運営しているギャラリーを引っ越ししたばかりの方が訪れ、壁に掛ける写真で何かいいものはないかと相談されることが増えてきました」。

Rooneeでは、一人ひとりのお客様のご要望に沿ってご自宅用の写真作品を提案することも可能だそうです。しかし、ギャラリーに飾られているような、オリジナルプリントの写真作品というと高価そうですが…。

ギャラリー

取材時にギャラリーに展示されていた写真。写真のモチーフになったトイアイテムを作品前に展示。これはお家で写真を飾る時に使えるアイデアです。

アートとしての写真を飾る意味

「けっしてそんなことありませんよ。Rooneeで扱っているのは新鋭から中堅の写真家たちの作品が中心。数万円のものがほとんどです。安いものですと数千円からあります」と私の思い込みを修正してくれた篠原さん。あっ、それなら私でも購入できるかも…と思うと同時に、そもそもアート作品としての写真を自宅に飾ると、どんな利点があるんだろう、という疑問が沸き上がってきました。

アートの写真を楽しむなら、写真集でもいいのでは? という天の邪鬼な私の質問にしばし腕組みの篠原さん。「んー、写真集というのは買った時は何度も開きますが、やがては背表紙だけのつきあいというか、だんだん開かなくなってしまうもの。それもありだと思いますが、写真作品を壁に飾ると、四六時中、好きな作品と暮らすことができる。この差は大きいですよね」。これ以上、説得力のあるお答えはありません!

ギャラリー

Roonee内を撮影。はじめて写真展にチャレンジする方も100%サポートしてくれるので安心です。作品選び・展示法・PR法など、篠原さんを中心とするスタッフがアドバイス。

なんとなく立ち寄れるフォトギャラリーに

このWEBマガの読者には、ギャラリーは緊張感に満ち溢れていて気軽に入りにくい印象をお持ちの方もいらっしゃると思います。篠原さんが運営されているRooneeは、このイメージを払拭するどなたでも気軽に足を運べる空間。

篠原さんによると「なんとなく立ち寄っていただける雰囲気づくりを心がけています」とのこと。その一方で、取材の最後にお聞きした篠原さんのコメントは、フォトフューチャリストの魂を丸ごと感じさせるものでした。

「今レイアウトされているインテリアの隙間を写真で埋めるのもいい。しかし、それは本当の意味でのアートの衝動ではないと思います。家財道具を全部どかしてでも写真を展示するスペースをつくってしまうというのが、本当の意味でのアート的体験なんですね(篠原さん)」。そこまで心揺さぶられる写真作品をRooneeへ見つけに行きませんか。

[取材協力]
Roonee・247 photography
所在地:東京都新宿区四谷4-11 みすずビル1F
営業時間:12:00am?7:00pm(最終日は16:00閉館)
休館日:毎週月曜日
☆一般公募写真展「JIMOTO!」8月21日(火)?26日(日)開催
 (作品提出締め切り 8月12日)
詳細はhttp://www.roonee.com