
店頭で目にする日本ホールマークのグリーティングカードは、どのデザインも興味を惹かれる楽しいものばかり。
商品のクオリティ、デザインもさることながら、数の多さにどれを買ったらよいのかいつも迷ってしまいます。
そんな楽しい日本ホールマークのグリーティングカードですが、いったいどのような過程を経て店頭に並ぶのでしょうか。売り場では見ることの出来ない、グリーティングカード誕生までの舞台裏にスポットを当てた今回のリポート。このインタビューでは、ホールマークスタッフの熱い情熱を感じることが出来ました。デザイナーの赤津さんとプランナーの前田さん、2人のお話を聞けば、さらにグリーティングカードが好きになると思います。
?? 今回は制作に携わっているお二人にお話をお伺いしたいと思います。デザイナー、プランナーという役割についてお教え頂けますでしょうか。まずプランナーの前田さんお願いします。
前田「商品を企画する時は、必ずデザイナーとプランナーの2人組で進めていきます。その中でプランナーは数値分析や、市場のトレンドを分析し、どのような商品に可能性があるかなどの市場調査がメインの仕事になります」
赤津「デザイナーは、チームを組んでいるプランナーが分析した結果をもとに、ビジュアル化をしていく作業を行います。分析結果がベースにはなりますが、実際に自分で店頭に足を運んで観察したり、その時の流行などを考えながらデザインを起こしていきます。その後社内でプレゼンをして、商品へと仕上げて行きます」
?? 常に2人のペアなのでしょうか。
前田「そうですね。外部のデザイナーさんを除くと社内にプランナーが5人、デザイナーが10人ぐらいいて、その中でコンビを組んで企画を進行します」
?? 一つの企画は、立ち上げてから商品の発売まで、どのぐらいの時間がかかるのですか。
前田「企画を立ち上げて、それから商品の発売まではだいたい1年ぐらいですね。プランナーが市場調査、分析を始めてその分析結果をもとに商品ラインの骨子を作って、それに従って一つ一つに絵をつけていきます。」
?? 一年もかかるのですね。間もなくクリスマス(※取材日は2008年11月末)がやってきますが、ということは来年のクリスマスの企画はもう。。。。
前田 ? 赤津「終わってます(笑)」
プランナーの前田さん。 一年後を見据えての数値分析や、市場のトレンド分析など、プランナーはチームの舵取り部分を担う存在です。
?? 前田さんにお伺いします。企画を進行して完成までの道のりで、苦労されるのはどんな点でしょうか?
前田「企画から完成までは1年かかりますので、先をしっかりと読まないといけないところでしょうか。読んでいても、世の中は常に動いているわけですから、色々なことが起こりますし。軌道修正を強いられることも少なくないです」
?? 一年先を読むというのはとても大変ですよね。
ほかに何か気をつけていることはありますか?
前田「広い視野で分析する、ということですね。自分の思い込みが強かったりすると、ある時進行している企画を見直した時、全然違う方向に進んでいて、分析し直したりすることになってしまいますので」
?? 自分のフィルターで見てしまうということでしょうか。
客観的に観察することも、難しいけど大切なんですね。
前田「今ある数値や自社商品のデータなどを参考にしながら一年後を予測するのですが、やっぱり世の中は動いていますので。最近で言えば世界的に経済の状態が悪いですよね。これも予測するのはなかなか難しいですし、突発的に起こることに対しての予測は大変です。ただ、そう言った世界の動向など全てを含めて分析するのがプランナーの仕事です。そのあたりを常に意識をして、読みを働かせているつもりです。日々勉強ですね」
?? ではデザイナーの赤津さんは、どのようなところで苦労されますか?
赤津「一番大変なのは、時間をかけて自分自身ではプランに基づいて商品の試作を行ったつもりでも、社内のプレゼンテーションの場で合意を得られなかった時ですね。そのプレゼンの中で色々な意見をもらうのですが、その意見を取り入れつつ、それでいて商品コンセプトがぶれないようにしながら、さらに消費者に受け入れられるテイストに仕上げようとすると、とても大変です」
?? いろいろな要素を踏まえての商品作りは大変ですよね。自分が描くデザインと業界の傾向が違う、みたいな、そんなもどかしさもあったりするのですか?
赤津「そういうこともあります。そういう場合はしっかりと軸はぶらさず、自分がイメージしているデザインの中に取り込んでいきますね。融合させる、みたいな感じです」
?? 好みって、人には必ずあると思うのですが、それだけでは商品は作れないですよね。
赤津「そうですね。最終的に商品はお客様に喜んで頂きたいものなので、デザイナーのこだわりだけで商品を作ることはしません。いろいろ考えて、悩んで悩んで作り上げた商品を、お客様がお店で手にしているところを見た時は、嬉しい気持ちでいっぱいになります」
デザイナーの赤津さん。 デザイナーとしての喜びを感じる瞬間は、お店で自分のデザインしたカードを手にしているお客さんを目にした時。
インタビューの最中も、息の合った2人の様子を感じました。 チームの良い雰囲気も、素晴らしいグリーティングカードを創り上げる大事な要素のようです。
?? 大変な時こそ、パートナーの存在は大きいと思います。プランナーの前田さんから見たデザイナー ? 赤津のすごいところ、教えて頂けますか?
前田「赤津は商品を作る時、本当にたくさんのデザインを考えてくれます。それでいて一つ一つにしっかりと愛情がこもっているんです。 市場調査や分析などは主としてプランナーの仕事なのですが、赤津自らも市場を観察したりして、情報収集を積極的に行ってくれるんです。そして常に新しいアイディアを出し続ける。本当に一生懸命なデザイナーだと思います」
?? それに対してデザイナーの赤津さんから見たプランナー ? 前田のすごいところ、教えて頂けますか?
赤津「企画の商品化までのラインを作るプランナーですが、前田はデザインがメインの、制作の段階まで進行してもいろいろとアイディアを出してくれたり、途中で必要になったデータなどを用意してくれます。デザインに行き詰まった時も、話を聞いてくれたりして、常に助け合いながら仕事をしてくれるプランナーですね」
?? プランナーとデザイナーの素晴らしい関係があるのですね。ホールマークさんの商品が多くの方に受け入れられている所以が伺えます。それでは、最後になりますがお二人から読者の方へメッセージをお願いします。
前田「グリーティングカードは手紙よりも書きやすいと思います。その時に感じたことを正直に書けるというところで、すごく便利なものでもあると思うんです。日本ではまだあまり浸透していませんが、グリーティングカードという簡単で心のこもったコミュニケーションツールを、もっともっと感じて頂ければと思います」
赤津「今の時代、やはりメールが主流ですが、メールは手軽すぎて相手に響かない印象があります。相手に伝える大切なメッセージというように考えたら、相手が喜んでくれそうなグリーティングカードを選ぶ時間も、とても意味があると思うんです。その人を想って時間を費やすわけですから、気持ちのこもり方もメールとは変わって来ると思います。手書きはやっぱり違いますし、送る方も、もらう方も楽しめるのがグリーティングカードの素晴らしいところだと思います」
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株式会社日本ホールマーク
http://www.hallmark.jp
(株)日本ホールマークでは、ただいま(株)学研ステイフルと共同で、第4回 “ありがとう”のメッセージ募集キャンペーンを開催しています。 下記URLに詳細が掲載されておりますのでご覧下さい。
第4回 “ありがとう”のメッセージ募集キャンペーン
http://39card.jp/index.html

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