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第17回ポストカード

フォトカード・ブランド『SNAP-SHOT』
契約作家FILE04

N.SHIRAIWA

SNAP-SHOTの主な写真作家には、一人ひとりキャッチフレーズがあります。
今回ご紹介するN.SHIRAIWAさんの場合、「空色の指揮者」。この人の作品をこれほど的確に表現する言葉はないと感じました。
思うように撮影するのが難しい、わがままな海や空が、N.SHIRAIWAさんのカメラの前では、彼の感性に従うかのように美しいメロディを奏で出します。

N.SHIRAIWA PROFILE

本名・白岩直明。日本写真芸術学会会員。昭和34年、北海道・札幌市生まれ。写真のハイ・アマチュアだった銀行員の父親の影響を受け小学生の頃からカメラを手にし自宅で現像まで行う。中学生時代、海外のドキュメンタリー写真に感銘を受け、本格的に写真の世界に興味を持つ。中央大学・経済学部卒業後、東京写真専門学校(現:東京ビジュアルアルアーツ)入学。昭和59年よりプロカメラマンに師事。平成4年より独立と同時に東京ビジュアルアーツ講師に着任、現在、非常勤講師。有名企業のコマーシャルフォトの実績多数。

N.SHIRAIWAさんのフォトカード「SNAP-SHOT」作品集

※全国の東急ハンズやヴィレッジヴァンガードで販売中。ここで紹介の作品が品切れの場合もあります。
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N.SHIRAIWAさんが語る作品のレシピ

「良い雲が出るまでぼーっと5、6時間待っていることもあります。そんな時間も大好きです」

これらの写真は作品にするつもりは全くありませんでした。広告写真の撮影のために10年近く沖縄に通っているんですが、その合間に撮りだめたものなんですね。
自分で言うのもおこがましいですが、私は20数年プロのカメラマンをしてきたのでそれなりに技術のストックがあって、海や空を撮る時にいろんな技術的な案が無意識に浮かんできます。でも、これらの作品は小細工一切なし。海や空と対峙した時、その美しさを前にして絶句してしまうことってあるでしょう。その自然の美しさを真っ白な気持ちであるがままに撮ったものです。もう参りました…撮らせてください、そんな心持ちでシャッターを切りました。

N.SHIRAIWAさんの写真上達レクチャー

N.SHIRAIWAさんは、専門学校・東京ビジュアルアーツの写真学科の先生もしている方。さすがは写真を教えるプロ中のプロ、今回は特に役立つこと間違いなしです。

カメラビギナーの方は信じないかもしれないですが、写真の知識って実は全然難しくないんですよ。私は生徒たちに教える時、カメラを自転車によく例えます。補助輪を外して1日で乗れるようになる人もいれば、半年かかって乗れるようになる人もいます。使いこなすまでの期間に個人差はあっても、必ず乗れる日が来るものなんだよって。


カメラ【光の状態を意識すると上達が早い】

はじめの一歩としては、“光の状態を意識する”と上達が早いです。カメラが便利になりすぎて、暗いところだと自動的にストロボが光ったりするでしょう。正面から強い光が一灯だけ当たっていると味のない写真になってしまいがち。それをどういう風にすると良い雰囲気の写真になるか?これが今回のテーマです。


カメラ【ケーキを撮る時に光を利用する方法】

ケーキを撮っていて、もしその部屋の窓にレースのカーテンがあったとします。カーテンを引いて窓際にケーキを持っていくだけで光が柔らかくなり、デコレーション・クリームの陰影が表現でき、立体感が出てきます。
全体的に良いんだけど、手前の光が弱いなぁという時はどこにでもあるコピー用紙のような白い紙をケーキの脇に立てて、光の当り具合を調整すると全体に光が行き届きます。ね、簡単でしょ。周りに何か撮影に利用できるものはないか、目を凝らしてみましょう。


カメラ【人物を撮る時に光を利用する方法】

次は、もっとよくあるシーン、人物撮影。このへんが撮影ポイントかなという場所を探し、被写体になる人に立ってもらったら、すぐにシャッターを切らないようにします。その人の周囲をぐるっと回って、ファインダーを覗きながら光の状態を観察してみましょう。あ、この光の感じはなかなか良いなっていうポイントでシャッターを切っていく…もちろん、立ってもらっている人にはカメラの方を向いてもらうようにしてください。これだけでOK、今の光はどんな状態なんだろう?ってちょっと意識するだけで今までとは違った写真になります。今のカメラってどれも高性能だから、技術のほとんどをカバーしてくれます。一番、大切なのは、あなたが何を撮りたいか。どう撮りたいのか。それを追求していくうちに、どうしても技術が必要になってきたら、分厚いカメラマニュアルも読もうかな、って気持ちになってきますよ。

N.SHIWAIWAさんが講師をつとめる
東京ビジュアルアーツWEBサイト
http://www.tva.ac.jp/