
“雑貨の街”のイメージの強い吉祥寺の中でも、特にオリジナリティの高い雑貨SHOPが集う東急百貨店裏、大正通り沿い。北欧系のSHOPが多いことから、この通りを“北欧通り”と呼ぶ方も最近では増えています。 今回訪ねる「moi」は、昨年の冬にOPENしたばかりにも関わらず(荻窪から移転)、北欧文化に興味を持つ方々がこのエリアを訪れる際に「必ず寄りたい」とまで言われるカフェ。この界隈に詳しい方に聞くと、この「moi」の店内に、ポストカード販売スペースがあるそう。「ポストカードがあるなら、写真花的スポット!」を口実に今回、取材と称してゆったりした北欧時間を愉しんできました。
取材当日は、真夏の熱気と湿気交じりで不快度指数MAX。シャツがベタベタして泣きたい気持ちです。でも、moiの天然木と白をベースにした店内空間に、一歩足を踏み入れたら、一瞬でクリアな気持ちが広がりました。
店内は、とりあえず間接照明にすればいいや風のカフェとは全く違い、ほのかな灯りを幾層も重ね、柔らかさと透明感を演出しています。
店内入るとすぐ右手には、アロマティーやコーヒー・ピクルスなどがレイアウトされている棚がありました。いずれも、北欧[風]ではなく、いずれも北欧から取り寄せた本物ばかり。このスペースをちらっと覗いただけでも、moiのこだわりがひしひしと伝わってきました。
この入り口脇の北欧アイテムコーナーと向かいあったスペースが、ポストカード展示・販売コーナー。でも、なぜ北欧カフェにポストカード? このギモンには、店主の岩間洋介さんに答えていただきました。
「以前、ヘルシンキの中央郵便局に立ち寄った時に、郵便局が運営する小さなカフェがあったんです。カフェでありながら、横に郵便物が置いてあって、お茶をしながら手紙が書ける空間。こういう感性がいいなぁというのが、ずっと頭のどこかにあったんですね。切り口が珍しいのか、最近、moiは手紙カフェ的な扱いをされることが多いんですけど、そういう押しつけがましさはないんです(笑)。ポストカードが目についたから、書いてみようかな、とお客様にさりげなく思っていただければいいですね」
現在moiで展示・販売しているポストカードは約240種類。その約2割を北欧モチーフが占め、残りは定番と季節もののデザインという構成です。店主の岩間さんは、ポストカードを“カフェの動の部分”と考えているそうです。
「ポストカードは、季節ごとに商品が移り変わる動のスペース。カフェはいつ来ても変わらない静のスペース。この動と静のスペースが合わさることでお客様はポストカードだけを選びにふらっと立ち寄る、お茶だけをする、ポストカードにメッセージ書きながらお茶をする、と様々な使い方ができます。より気軽に利用できるカフェでいたいですね」。
岩間さんご自身は、手紙やポストカードをよく使いますか? の質問には、苦笑しながら「僕自身も皆さんと一緒で、Eメールでコミュニケーションするのが当たり前になっています。でも、その分、手紙を書く方にも、受け取った方にも特別の喜びがあります。そういった喜びをこのカフェで発見していただけたら」とお話してくれました。
今回は、ポストカードのお話が中心でご紹介しきれませんでしたが、カフェとしても完成度の高いmoi。あなたらしい使い方を見つけに“ふらっ”と立ち寄ってみてください。
ポストカードコーナー(右奥)とカフェが仕切られているので、人の流れを気にせずコーヒーを楽しめます。
COFFEEは、一杯ごとに注文後に豆を挽き、ペーパードリップで淹れています。
マリメッコのテキスタイルでおなじみのフィンランドのイラストレーターがmoi のために描きおろしたアート作品。
SHOP DATA
http://www.moicafe.com/
moi [モイ]
●所在地/東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3
●電話/0422-20-7133
●営業時間:月?木 12:00-21:00 (LO 20:30)
金土日祝12:00-20:00 (LO19:30)
●定休日/ 火曜日

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