??シンプルだけど、情感が伝わってくる吉井さんの言葉。発表に至るまでたくさんの言葉を捨てて磨き抜いている感じがします。
吉井「捨てるというよりも、隠している感じですね。炙り出しのような。
目に見えてないコトバが、実は心の中に届いていて、
染み込むのではないかと思います。
とっても手前味噌ですが(笑)」
??ここまで文章の方となのに、なぜあんなに写真がお上手なのでしょう。どこかで勉強をされたんのですか。
吉井「写真は独学です。カメラもふつうのデジカメです。
(10年ほど前に販売されていた、SONYサイバーショットDSC717)
僕の写真はごくごく日常をごくごく普通に切り取ります。
その普通さ加減が、
もしかしたら喜ばれるのかもです。
あとは、モデルが奥さんなので、
被写体との距離感が近いのでしょう(照)」

第20回
第19回
第16回
第10回
第8回
第7回
第6回
??作品をつくる時は、文字と写真、どちらが先にあるのですか。
吉井「よく訊かれます(笑)。
コトバをつくるのが仕事なので、やっぱり、
文章が先にあります。
伝えたいメッセージをつくって、そのあとに、
写真を選ぶスタイルです。
コトバについてのアンテナは、ほぼ24時間ずっと営業中なので、一緒にすごす人に驚かれるくらいにコトバといっしょに生きてます。
でも仕事だからっていうよりは、単純に、好きなんです。
コトバをプレゼントすることが」
??文章はどのようなシチュエーションで作ることが多いですか。
吉井「いろいろな場所で、いろいろなタイミングに、コトバをつくります。
昼間にカフェでつくることもあれば、
自宅で夜中までつくることもあれば、
新幹線の中で生まれることもあります。
天から舞い降りるときもあるし、街を歩いていて誰かの話し声が
ヒントになったり。友だちと話していて答えが出たり。
ほんとに、いろいろです」
??細かいことですが、文章は手書き派?それともPC派?
吉井「文章は頭の中で下書きして、PCで清書という感じです。
ノート一冊もってカフェに行くこともあれば、
散歩しながらケータイにメモすることもあります。
これという決まりのツールが今のところないですね」