第10回![]()
世界的なグリーティングカード・ブランド「ホールマーク」で広報をご担当される野口さんに日本と海外の文化の違いや最新情報をお聞きしました。
---まずはじめに、ホールマークさんの
グリーティングカードの特徴を教えて下さい。
野口「今一番人気のあるものがポップアップタイプというグリーティングカードですね。カードを開くと、中が立体になっていて絵が飛び出してくる仕組みになっています。
同じように中の絵が飛び出るタイプで、立てて飾ることの出来るステージタイプと呼ばれるカードもあります。
ステージタイプはずっと人気のあるカードですね。
あとは普通のハガキタイプのものや、ミニカードというちょっとしたメッセージを書く時に使えるタイプがあります。」
---グリーティングカードというものは、本来「送る」ものだと思うのですが、ポップアップタイプのグリーティングカードなんかだど、皆さん送るというよりは飾られてるのでしょうか?
野口「最近は季節感のあるものをご自分で購入して飾っている方も増えてきていますが、基本的にグリーティングカードは「目的買い」が一番多く、どなたかに送るために購入されています。
あと、同じデザインのグリーティングカードを2枚買っていかれる方も多いですね。」
---グリーティングカードって、プレゼントなんかと一緒に送るイメージがありますけど、これだったらそのままもらっても嬉しいですよね。
野口「そうなんです。ポップアップタイプの物なんかですと、これだけでもう十分プレゼントになるんですね。今の時代、メールという便利な手段があるからそれで事足りてしまうことも多いですけど、実際にそれが“カード”という“形”になっただけで、喜びの度合いも全然違いますよね。
最近は家のポストに、見ず知らずの人が送って来たダイレクトメールや、チラシなどが毎日のように入ってますけど、その中に友達や家族からの1枚のカードが入っていたら、それはとても嬉しいですよね。」
---何か面白いグリーティングカードの使用例、ありますか?
野口「例えばOLの方の例なのですが、上司の方に食事に連れて行ってもらって、そのお礼をカードで表現したり。上司の方がゴルフ好きのだったので、ゴルフのデザインをしたグリーティングカードにみんなでメッセージを書いて、次の日にデスクの上に置いておいたとか。
ちょっとした気持ちを形にすることで、お互いがとても嬉しい気持ちになれる。素晴らしいことですよね。」
---そうですね。温かさがありますよね。ではこれから季節はどんどん夏に向かって行きますが、夏おすすめのデザインをご紹介頂けますか?
野口「去年の年末頃から「大きい立体感」のあるものが流行り出していて、それで夏に人気のデザインということでしたら、ビールやスイカがイラストされたものが大変人気があります。
細かいところに遊び心があって、すごくユーモアを感じられるデザインが多いんですね。
例えばスイカのデザインのカードには塩が一緒に描かれていたり、ビールだったらおつまみの枝豆が端の方に登場していたり。細かい部分に遊び心がすごく描かれていますね。」
---あ、一つお聞きしたいのですが、アメリカ生まれのホールマークさんですが、アメリカと日本では、グリーティングカード文化に違いはあるんですか?
例えばカードを送る数とか。
野口「全然違いますね(笑)アメリカだと、‘そんな時にもグリーティングカードを送るの?’とうケースが多く有ります。
例えば、義理のお姉さんが妊娠したらしい、ということを聞いてその家族皆で集まってメッセージを書いたりするみたいです。カードを送る数なんかも、日本と比べるとやはりアメリカのほうが多いですね。」
---ありがとうございます。では最後になりますが、読者の皆様にグリーティングカードの素晴らしさをメッセージ頂けますでしょうか。
野口「カードをもらうと凄く嬉しい気持ちになれる、そこに気付いてもらえれば、もっと多くの方にグリーティングカードの素晴らしさを感じて頂けるのではないかと思っています。 “カードを送る”というほんとに“ちょっとしたこと”、なんですけど、そこにはたくさんの喜びがあるんですね。
送る側にももらう側にも。 最近は若い男性の方でもカードを書く人が増えています。 グリーティングカードを通して、人と人の心が繋がってもらえればいい。私たちはそんな思いでおります。」
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