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  2. 第19回 子どもたちの病室を明るくしようプロジェクト#4

第18回 久々登場。どこマグ&どこマグ DECO

2008年8月にはじまった「子どもたちの病室を明るくしようプロジェクト」。4回目を迎える
今回の活動は舞台をカンボジアへ移して行いました。これまでアジア・チャイルドケア・
リーグの渡辺さんと一緒にベトナムでの活動をしていましたが、その渡辺さんからの紹介
で『フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー JAPAN』(以下FWAB)のスタッフの方との出会いが
あり、今回はカンボジアでの活動を援助させていただきました。

今のカンミ堂に出来ることはどこでもマグネットをプレゼントして、子どもたちに喜んでもら
うこと。病室に飾った家族の写真、子どもたちが描いた絵、これらが少しでも現地で闘病する
子どもたちの力になれたら、そんな思い出活動を続けています。
インタビューは日本の事務所で活動をしている、FWABスタッフの長野さんと濱崎さんにお
伺いしました。

こどもたちの病室を明るくしようプロジェクト In カンボジア

今回初めて『子どもたちの病室を明るくしようプロジェクト』で どこでもマグネットを贈らせていただいたアンコール小児病院 には一日にだいたい300人程度の患者さんが訪れるそうです。 多い時はその倍近くの患者さんが訪れることもあるそうで、病 院は常に忙しい状態が続いているとのことでした。

スタッフの長野さんは現地での活動を「とても大変」と話していました。

「現地での活動は病院内での活動にとどまらないんです。治療後 通院が必要な患者さんでも、通院することが難しい状況の患者 さんもいます。人によっては家財道具を売り払い、そのお金を交 通費にして病院までやってくる患者さんもいます。帰りの交通費 がなくなる方もいます。そういった患者さんは、こちらからフォ ローするしかないんですね。訪問看護も大変です。診察道具を 持って舗装されていない道路を移動して、そこから患者さんの家 までさらに歩くこともあるので、とても体力が必要な仕事です」

カンボジアの経済状態はここ数年で劇的に伸びているそうなの ですが、一部農村地域では大きな変化がない場所もあり、経済 格差の広がりは問題とされているようです。

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今回提供したどこでもマグ ネットDECO。現地の子どもたち にも喜んでもらえたようです。

壁に飾られた写真、絵が少しでも役にたてれば

見せて頂いた病室の写真はとても奇麗な病室でした。あまりの奇麗さに「こんなに奇麗な病室だったら どこでもマグネットもそんなにインパクトはないのかな?」と、インタビューの途中で思ってしまったので すが、こちらに関しては否定していただき、きちんと喜びのお声をいただけました。

「初めて紹介した時は、現地のスタッフも子どもたちも“マグネットは知っているけど、これは普通のマグ ネットじゃないの?”というリアクションでした。それで、使い方を説明してデモンストレーションをしてみる とみな驚きの表情でした(笑)。こんなマグネット、見たこともありませんでしたので。壁に傷をつけること もなく、飾るものにも傷をつけずにスッキリ飾れる。私たちも素晴らしいアイテムだと思いますし、現地の 子どもたちも大喜びでした」

どうやら“どこでもマグネットがどんなものなのか”を初めて知った時のリアクションは、世界共通のようで すね。中には持ち帰ってしまう子どももいるそうです。援助させていただいているこちらとしては、嬉しい限 りです。喜んでもらえて、そして少しでも闘病生活の励みになってくれれば、このプロジェクトは意味のある ことなのでしょう。

写真をかざると、その空間の雰囲気もガラリとかわります。

自分の描いた絵を飾る女の子。 その絵を眺める表情はとても明るく 優しい顔をしています。

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皆が見られる場所に飾ってある絵。コンクールでは ないけれど、飾ってある絵はこまめに変わります。

 

小さなことを継続していく

今回初めてカンボジアへの援助活動をしたのですが、FWABスタッフの方にもとても親切にして頂き、無事 プロジェクトを行うことができました。ふだんは現地で唯一の外国人看護士として活動をされている赤尾さ んにも、日本帰国の際に打ち合わせの時間を頂いたりと多大なるご協力を頂きました。報告いただいた時 に見せてもらった写真には、たくさんの子どもたちの笑顔があり、「カンボジアにおける最初のプロジェクト も喜んで頂けたかな」、とホットしています。

インタビューの最後に、スタッフの濱崎さんに今後の活動のテーマを聞きました。

「今考えている大きなテーマは現地(カンボジア人)の人たちだけでの運営です。当初の予定では10年経っ たら政府に病院を渡して、運営から全てカンボジアの人たちで行う予定でした。現状から判断すると今す ぐに全てを引き渡すことが難しく、それに関してはまだ先になりそうです。それ以外ですと、アンコール小 児病院のサテライトを建てるということですね。アンコール小児病院はとても良い評価を得ています。そ のため遠方からもたくさんの人たちが診察に訪れようとしています。遠すぎると交通費の問題や通院の問 題がありますので、都市部から少し離れた場所に、病院のサテライトを建てることを計画の一つとして考え ているところです」

サテライトが出来るということは、病院も少しずつ増えていくということ。カンミ堂としても、今回のような援 助活動は継続することが大切です。小さなことしかできませんが、引き続き援助活動を続けていきたいと思 います。

現地で活躍するアンコール小児病院看護士 赤尾さんからメッセージ

アンコール小児病院で訪問看護の仕事をして10年が過ぎ ました。この10年のあいだ、シェムリアップの町は大都会に 変身しました。しかし、私が毎日訪問、診察する患者さんの 家庭はほとんど潤うこともなく、むしろ厳しくなっているよう な気がします。その現実の中で病院として医療の提供ばか りでは、患者さんの状況は変わらないことがたくさんありま す。
野菜の栽培を指導したり、井戸作りの手配をしたり、時には 仕事のあっせんや夫婦仲の仲介などなど、医療とはかけ離 れて見えるけれども実は深く影響していることへ目を向けな ければならないのです。
・・・これがなかなか面白いものです。
医療従事者というものは、疾患ありきの患者さんが存在して いるように考えてしまいがちなのですが、患者さんを取り巻 くすべての影響因子を見つける目が養えてくるのです。先進 国では忘れがちなことを思い出させてくれたこの仕事に感 謝しています。
カンミ堂さまとは今後もいろいろな活動を共にすることが 出来ればと思っています。

赤尾和美

特定非営利活動法人
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー JAPAN

http://www.fwab.jp/

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