第8回![]()
今回、取材を担当した私自身、渡辺さんのお話をお聞きする前は、小児がんは不治の病と思ってました。そして、自分と小児がんは無縁のものと決めつけていました。写真花のテーマとは違う内容です。でも、一人でも多くの方に最後まで読んでほしいと願わずはいられないメッセージです。
小児がん、イコール不治の病とイメージされる方が、まだまだたくさんいらっしゃると思います。たしかに、数十年前まではそうでしたが、現在では、小児がんの種類によって違いはあるものの、一般的には日本を含める先進国では7?8割の方が治ると言われています。
でも、この数字だけでは分からない小児がん経験者の苦しみもあるんです。小児がん経験者には、再発の不安、治療によるさまざまな影響を抱えている方も少なくありません。学校に復学しても、入院治療のため学校を長期にわたり休むため、復学後も勉強についていくのが難しかったり、薬の副作用のため容姿が変貌するためいじめにあったりするケースも少なくありません。大人になってからも?。経験者一人ひとりの苦しみや悩みの内容は違いますが、社会が正しく小児がんを理解してくれたら、本人の悩みが軽減できるとい点は共通しています。そういったことから、小児がんの幅広い理解を広め、多くの方々とつながっていけることを目的に、今回で第3回目の開催となったのがここで紹介の「小児がんゴールドリボンキャンペーン・JAPAN」です。私が代表を務めるNPO法人アジア・チャイルドケア・リーグでは、立ち上げ当初よりこのキャンペーンを主催するMNプロジェクトのお手伝いをしています。

私がMNプロジェクトのメンバーに、どこでもマグネットを紹介したのは今から3年前。チャリティーグッズにするためのアイテムを探すために、ノベルティグッズのイベントにリサーチしに行ったのがどこでもマグネットとの出逢いのきっかけでした。チャリティーグッズって、寄付の意味あいが濃いせいか、実際には使われなかったり、他のバザーに出品されてしまったり(笑)、そういうシーンを実際に何度か目にしていたので、「みんながずっと使えるチャリティーグッズを作りたい」という想いでいろいろなメーカーのブースを覗いていたんですね。その中に、どこでもマグネットの販売メーカーであるカンミ堂さんの実演販売ブースがあって、「素敵だな」「アイデアもすごいな」って興味津々で見ていたんですね。そしたら、「こんなデザインになったらいいな」とイメージがどんどん浮かんできて…こういう活動をしているんです!と社長さんに夢中でお話したら、すごくご理解をいただきまして。それ以来、MNプロジェクトのオリジナルデザインのどこでもマグネットを無償提供していただいています。ある時、社長さんにお礼のメールをお送りしたら、「マグネットは、引き合うとか、くっつきあうものなので、MNプロジェクトのコンセプトである、みんな仲間というコンセプトを形にして、たくさんの方とつながるきっかけになればいいですね」というような温かいメッセージをいただきました。実際に手にする方がそういう想いを実感
できる、チャリティーグッズになっていると感じます。

NPO法人アジア・チャイルドケア・リーグでは、国内では今回ご紹介のMNプロジェクトのお手伝いを中心に活動しています。そして、もう一つの柱としてアジア、とくにベトナムでの小児がん支援活動に力を入れています。冒頭で、先進国で小児がんが治る割合は7?8割と言いましたが、これは適切な高度治療が受けられれば…というのがどうしても前提になっています。医療設備や薬品が整っていない途上国では、治る率が2?3割とも言われています。生まれた国が違う…それだけでのことで病気が治らないというのは本当に悲しいことです。そんな現実は分かっていても、私は医師でも看護師でもない。だからベトナムの小児がんの子たちを直接治すことはできません。ですので、ここ数年は、日本の小児科の先生たちに呼びかけ、ベトナムの小児がん治療の現状を実際に見ていただき、現地の医師と話し合うことで治療成績を改善できる体制づくりを行っています。具体的には、小児がんの種類や症状に合わせた的確な治療計画を作成するための情報や治療に必要な薬や備品の提供。ベトナムではお金がないために病院で診察してもらえない子どもたちもたくさんいます。そういったご家族への薬代や交通費の補助。全ての活動が、家族ごと、一人ひとりの患者さんに合わせた地道なことの積み重ねです。でも、こういった人と人を結ぶ活動が、最終的には現地の医師のネットワークづくりにつながり、彼ら自身が自立して先進国と変わらない治療と、患者さんやご家族のケアができるようになると信じています。最終的にはベトナムだけでなく、どんな国にいても、世界中の子どもたちが高度な治療をできるようになれば…一人ひとりの子どもたちに笑顔になってほしい、一人でも多くの子どもたちの命を未来につなげていきたい、ただその一心で少しずつ、現状を変えていきたいと考えています。ここでご紹介した活動は、医療関係者だけで行うのは難しいというのが現実です。一般の方々のご理解や支援があってはじめて続けられることですので、ぜひお力添えをお願いいたします。

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NPO法人アジア・チャイルドケア・リーグWEBサイト
http://www.accl.jp/