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第11回レクチャー

お茶をしながら、話しながら。Sorairoワークショップ
『カメラの日』

時にほんのり。時にうなりをあげて潮風吹く。
そんな海辺近くに週4日だけOPENする
和カフェ「Sorairo」はあります。
ここは、イラスト・雑貨・写真・文章などの多彩な分野で作品づくりをしてきた、わたなべそらさんが「空を見るとホッとするように居心地の良い場所」をイメージして創った空間。Sorairoで「カメラの日」と名づけられた写真ワークショップを開催していると聞いて、引き寄せられるように葉山へ足が向きました。

カフェSorairoについて

——写真のワークショップについてお伺いする前に、Sorairoがどんなスタイルのカフェか、読者の皆さんにお伝えしたいと思います。自家製にこだわっているカフェとのことですが、自家製といっても、いろいろありますが(笑)。まずはそのへんのことから…。

そら「和菓子は全部自分で作っています。飲み物でいうと、梅ジュース、ジンジャーエール、葉山の天草を使ったところてん、餡、プラムジュース(これは夏季限定です)、スープ等、全て自家製です。また、曾おばあちゃんから伝わっているぬか床で作った漬物もそろそろ登場する予定です」

——あと、Sorairoでは季節のメニューも充実しているそうですね。初夏から夏にかけてどんなメニューが登場する予定ですか。

そら「五月傘、水まんじゅう、かしわもち、わらび餅、塩豆大福、梅琥珀、白玉クリームあんみつ、フルーツ汁粉、白玉ぜんざいなどです。夏は、特につるんとした口当たりものを作っていきます」

——うーん、夏に来ればよかったですよ。Sorairoはとってもくつろげる空間ですね。時間がゆっくり流れています。

そら「友達の家のような…自分の家のような…おばあちゃんの家のような…空間でゆっくりと友人と話しながらお茶を飲む場所をイメージ。空を見るとホッとするように居心地の良い場所を目指しています」

ワークショップをはじめたきっかけ

——Sorairoでは、写真以外にも、幅広い意味でのもの作り、他にも赤ちゃんマッサージ、和菓子づくりなど、いろいろなテーマでこれまでワークショップを開催されていますが、どのような想いで運営されていますか。

そら「カフェをオープンする前に、都内のカフェでワークショップを開催したり、誰でも気軽にもの作りをテーマにした『お便りカレンダー』を発行していました。何かを始めるにはちょっとしたきっかけが必要だと思います。様々なワークショップを開催することで、かつての私のようにもの作りなどを難しく考えている方にも気軽に手を動かしてもらうきっかけ作りをしたいと思い様々なワークショップを開催しています」

——カフェOPEN前からワークショップを開催することは決めていたんですか。

そら「カフェを始める段階で、ワークショップを開催することは決めていましたが、想像以上にお店を営業することが大変だったので(笑)、オープンから5ヶ月経った8月から開催が実現しました」

写真ワークショップについて

※ここからは写真ワークショップの講師である有人さんとそらさんに伺っています。

——写真ワークショップ「カメラの日」は2008年3月に第1回目が行われたわけですけど、開催前にそらさんから講師の有人さんに、どんなワークショップにしたいと伝えましたか。

そら「写真を一歩踏み込んで取り組んでみたいという人に向けてワークショップを開
催して欲しいと伝えました。回を重ねていくことで、どんどんとマニアックに掘り下
げていけたら面白いですねとも話したと思います」

——それに対して有人さんはどのように答えたのですか。

有人「ああ、良いですねー。是非やりましょう。僕も過去に何回かやっているので大体のレッスンの流れは出来上がっています。まずは初級編という感じで、カメラを買ったけど、全然使いこなせないという方を対象にしましょうか…みたいなことをお話したのかな」

——お二人の間でとってもスムーズに話が進んだ…ということがすごく伝わってきまし
た。「カメラの日」は講師と参加者の距離感がとっても近いワークショップだったそ
うですね。実際には、どのようにコミュニケーションされていたのですか。

そら「参加すると連絡をいただいた段階で、有人さんに教えてほしいことややってみたいことなどを参加者のかたから聞いていました。それを有人さんに伝えて、レッスンに出来る限り反映してもらう形にしました」

有人「具体的には、物撮りの方法を知りたいというリクエストを何人かにもらっていたので、当日は雨が降っていたこともあり、簡単に作れるレフ版やそれの効果的な使い方や、物撮りの時に注意するといい構図や光の使い方についてアドバイスしましたね」

——ちょっと話が脇道にそれてしまうんですけども、今ってデジタルカメラ派とフィルムカメラ派がいますよね。そこらへんってあまり問題にはならなかったんでしょうか。

有人「参加者は12人中10人がデジタルでした。しかし、デジタルとフィルムで決定的に使い勝手が違うところはホワイトバランス設定くらいなので、あまり影響はなかったです。特に今回は失敗写真も一切消去をしないという制約をつけたので、直ぐに消してしまうようなこともありませんでした。また、デジタルもフィルムも撮影後直ぐに現像屋さんでプリントを作ってもらい、プリントを見ながらの品評会だったので、なおさらデジタルとフィルムの差はなかったです」

——失敗写真を一切消去しないならハンデがつかない(笑)。ワークショップ参加者からの感想にはどのようなものがありましたか。

そら「参加者の感想をまとめてありますので…それを読んでみますね。『有人さんの説明がわかりやすかったし、どんな質問でも誠実に答えてくれたので、話しやすかった』『同じ店内を撮っているのに、人によって見ているところや構図が違って全く違う写真を見れて楽しかったし、勉強になった』『デジタルカメラは、ついつい写真を気に入らないとすぐに消去をしていたのですが、レスン後は考えながら撮るようになった』『自分が気に入らない写真であっても、他の方が見ると良いと評価してくれる。また、その逆もあっておもしろかった』など、たくさんの感想をいただきました」

有人「ワークショップ終了後、そらさんとは『外に行けなかったけれど、みんな楽しんでもらえたみたいだし、逆に良い感じに終わったね』みたいなことをお話しましたね。第2回目は晴れると良いですね…」

——その第2回目カメラの日を5月18日・19日に開催するそうですね。写真花読者の皆さんが参加したくなるようくどいてください(笑)。

有人「カメラのオート化が進んだ今、ついついカメラ任せで撮ってしまいがちですが、ちょっとした事を意識するだけで、だれでも簡単に面白い写真が撮れるようになります。ワークショップではそんなコツを教えて行きながら、『カメラに使われる』のではなく『カメラを使う』人になれるようお手伝いをしたいと思っています。しかし、根底にはあくまでも写真を楽しいと感じてもらえることを第一に、肩に力の入らなような雰囲気を心がけています。」
そら「なごやかな雰囲気なのですが、しっかりと写真に向き合える時間だと思います。
有人さんの説明はとても分かりやすいですし、質問しやすい雰囲気なので気軽に参
加してもらえたらと思います。また、写真について疑問に思って本を読んだとしても、
なかなか分からないでいることってありますよね?そんな方にとってもお薦めなワー
クショップだと思います。小さな疑問を少しずつ改善していくことで自分が撮りたい
写真を撮れるようになると思います」

【 カメラの日 講師/有人さんの作品 】

5月18日(日)・19日(月)開催
Sorairoワークショップ『カメラの日(第2回)』
情報はコチラ↓

葉山のカフェ「Sorairo」のサイト http://cottonpot.blog.drecom.jp/
講師/有人さんのサイト http://www.arito.com/
わたなべそらさんの作品紹介サイト http://soranote.exblog.jp/

Sorairoワークショップ『カメラの日(第2回)』
5月18日(日)・19日(月)開催

散歩しながら。お茶しながら。話しながら。
そんな写真ワークショップです。

お問合せ・お申込みはコチラのEメールから
cottonpot19@mail.goo.ne.jp

※お申込み多数の場合、先着順になります。予めご了承ください。

《ワークショップの流れ》

最初の1時間半でカメラやレンズ・露出の仕組みの話や、効果的に面白い構図を作るための簡単なコツの説明します。
そして、晴れていれば外に出て撮影をしながらしばらく散歩します。
雨のときは、レフ版の使い方や、物撮りに効果的な光の話をしてから、みんなで店内の撮影をします。
撮影が終わったらメディアとフィルムをラボに出し、出来上がるまでの1時間、みんなで雑談をしながら実際に撮影した後に感じた新たな質問や疑問に答えていきます。
プリントが出来たら、1人ずつテーブルに広げ、みんなで品評会をします。

《前回参加者》

男性が3人・女性が9人。年令は20代〜50代の方々が集まりました。

《ワークショップ参加費》

4,000円(茶菓子込み。現像代の実費別途必要)

《講師からのメッセージ》

写真家/有人さん

堅苦しいワークショップではなく、あくまでも写真を撮ることを楽しんでもらうためのレッスンです。
けれど、1時間の講議や撮影したものを最後にみんなの前でプリントとして見せたりと、確実に少しは上達して帰ってもらえるように充実した内容を心がけています。今は、初級編を開催していますが、今後カメラをある程度使い慣れた方のために中、上級編を開催していきたいと思いますので、ぜひ一度遊びに来てください。そらさんの和菓子も美味しいですよ。

《ワークショップ開催story》

有人さんとは、お店のレシピを取材された時にはじめてお会いました。レシピの依頼は、はじめてだったので緊張していたのですが、「こちらは急いでいないので、焦らないで大丈夫です」と言ってくれたのを覚えています。丁寧に仕事をする方なんだなという印象をその時に受けました。また、その日がたまたま近くで富士山の上に太陽が落ちるという、ダイアモンド富士が見れる日だったこともあって、編集者の方と皆で見に行くことになりました。現地で編集者の友人の方達とも合流しその際、一眼レフを持っている方達が2人いて、有人さんがカメラマンだと分かると写真についての質問を一杯されていました。その中には、的を得ないような質問もあったのですが、全く嫌がらずに質問に誠実に答えていたのがとても印象に残っています。取材を終えた際に、頂いた名刺にあった有人さんのホームページを拝見すると、とても好きな写真がありました。写真のワークショップは念頭にあったので、実際に動き出す時は、是非お願いしたいと思っていました。

《ワークショップ参加費》

4,000円(茶菓子込み。現像代の実費別途必要)

わたなべそらさんの「フォトレイアウト・アドバイス」

[初級編]
季節など、テーマを決めてプリントした写真を何枚も準備したらそれをコラージュのように並べてみる。カラーコピーをしてもおもしろいと思いますし、そのまま飾っても素敵です。あと、撮った写真を雰囲気のある紙にプリントし、もう一度写真を撮ってみる…色味が変った感じになってお薦めです。

[中級編]
写真をカラーコピーなどで拡大コピーをしたら、手書きやスタンプなどを使ってポスターのようにして飾ってみましょう。

[上級編]
写真をOHPなどにプリントをして、窓や透明な額などに飾ってみる。透けた感じを写真に撮ってみるのも面白そうですね。