第7回![]()
瑞江駅より徒歩数分、住宅地にぽっかり空いた畑の前、太陽光がおしみなく注ぐ場所にその雑貨店はありました。
手作りの雑貨と生活雑貨のお店「zakka Blue cafe 」を運営すると共に、ご自身でも創作作家としてイベントや個展への作品出品をされる浮田さん。その浮田さん考案の手軽にできる×オリジナリティ溢れる布フォトフレームが今、注目されています。その作り方、布選びのコツなどを伺ってきました。
——今日は、布を使ったフォトフレームのことを中心に伺おうと思っていたんですけど、あまりに素晴らしい空間ですので…お店のことを先に聞きたいのですが(笑)。天然木をふんだんに用いた、いるだけで心安らぐ雰囲気ですね。
浮田「ありがとうございます。zakka Blue cafeは、昨年の7月にオープンしました。店内の造作は、私と、普段一緒にお店を営んでいる妹と二人で行いました。こういうことは二人とも素人ですので、分からないことは知人の大工さんに聞きながら…」
——それで、こんなに素晴らしい空間が出来ちゃうんですか。古い民家を解体したりなんかして熟練の職人さんが作ったのかと思いました。
浮田「材料選びも自分たちでやったんですけど、普通のホームセンターで木材を購入しました。完成まで1ヶ月半くらいでした」
——素人の方が、わずか1ヶ月半でここまでやっちゃうんですか。
浮田「でも、まだ店づくりが完成したって実感はないんですよ。妹と二人、アイデアを出し合いながら、少しずつ店づくりをしている段階です」
——zakka Blue cafeに来店されるのは、どういう層のお客様が多いですか。
浮田「それについては、なんとも(笑)。主婦の方、年配の方、女性だけでなく男性もけっこうご来店されます。ご近所の方もいらっしゃれば、遠方からお越しのお客様も多いです」
——雑貨店をオープンされるのって勇気が必要だと思いますが、何かきっかけがあったんですか。
浮田「もともと、私は布小物の雑貨作家をやっていて、ネットや委託販売をしていたんです。いつか、お店ができたらいいなって思っていたんですけど、自分の中ではまだまだ先の話って感じでした。それが主人から『やってみたら』って言われてですね…」
——普通、ご主人には「まだ早い」と言われますよね(笑)。お店の場所に関しては、きっと即決ですね。これ以上の立地ってなかなかありませんもの。
浮田「この隣が美味しいパン屋さんで、通っていたんです。だから、場所探しをする時に、ここが空いているのを知っていたんですね。自分の中では即決だったんですけど、主人からは『他も見てみなよ』とアドバイスされました。一応、まわってみたんですけど、やっぱりココが一番でした(笑)」
——品揃えでいうと、食器・布小物・服飾小物…いろいろな雑貨作家のものがレイアウトされてます。セレクトはどうされているのですか。
浮田「作家さんからお声がけいただくことが多いですね。こちらからアプローチしたことはないと思います。そうですね…こだわりとしては、もちろん作品も大事なんですけど、それよりも先に作家さんの人柄を見ちゃう…まぁ、それが、良いのか、悪いのか、分かりませんけど(笑)。作家さんとは長くおつきあいして、お互いを高めていきたい、そういう思いは強いですね」
——まだまだお店について、お聞きしたいことがたくさんあるんですが、写真花は「写真を撮る」「写真を飾る」がテーマですので、そろそろそちらの話題に移りた いと思います(笑)。浮田さんはフレームに布をあしらった、布フォトフレームを作られていますよね。なぜ、フレームに布を組み合わせるようになったのですか。
浮田「以前、アパレル会社に勤めていた時に、布を巻いたフレームにミニュチュアの洋服を入れたことがあったんですね。それがお客様からすごく反響が良くて、作ってくれと随分言われて…それからはまっちゃったんです」
——布フレームってありそうで、ないですよね。これはどんな作りになってるんですか。
浮田「木枠のフレームにぐるぐると余り布を巻いて最後に縛るだけですよ。簡単にできちゃいます。ただ、きつく布を巻いていくと、枠にパネルをはめる時に入らなくなってしまうので、ゆるめに巻いていくのがコツです。そうすると、最後にパネルをはめた時に布がキュッと締まってちょうど良い仕上がりになります」
——作業は簡単だとしても…センスは必要ですよね。布選びのコツはありますか。
浮田「何種類かの布を組合せて巻いていくことが多いんですけど、同系色の布で統一すると、まとめやすいかもしれませんね。あと、柄を使った場合は、無地の布を組み合わせると見た目がうるさくなりません」
——フレームだけでなく、そこにレイアウトされる写真も良い雰囲気ですね。写真撮影はお好きなんですか。
浮田「撮影が好きというよりも、想い出を形にして残すことが好きなんでしょうね。ですので、メカニックな部分にはあまり興味がありませんね」
——アナログカメラ、デジタルカメラ、どちら派ですか。
浮田「最近、お店の作品を撮影するために、デジカメを購入しました。自宅にもプリンタがあるんですけど、すぐにインクが切れてしまうので(笑)、コンビニのプリントをよく利用しています。仕上りもキレイですし」
——店内には、写真がたくさん飾られていますね。写真を飾ることも浮田さんはお好きなんですね。
浮田「えぇ。ただ、フレームにレイアウトした写真の入れ替えっていうのは結構しますね。定期的にしよう、とは意識してませんけど、気づいたらその時々で入れ替えています」
——これだけ、太陽光あふれる開放的なお店だと「写真展をこのお店でやらせて」っていう方もいらっしゃるのではないですか。
浮田「写真が趣味の知人が、実際にこのお店で写真展をしたことがあります。その作品は今、ポストカードになって zakka Blue cafeで販売されています」
——昨日、zakka Blue cafeのWEBサイトを覗いたんですけど、その写真家のポストカードがすごく自分好みなんですよ。取材が終わったら購入していきます(笑)。
——最後に。先ほど、これからも少しずつ店づくりをしていきたい、とおっしゃっていましたが、今後、何かイメージされていることはありますか。
浮田「そうですね…zakka Blue cafeを通して、こんなことしたい、あんなことしたいってことはたくさんあります。でも、それは時間を作りながら、少しずつ、少しずつ…。雑貨を販売するだけのお店ではなく、zakka Blue cafeで雑貨づくりの素晴らしさを発見していただけたら。一人でも多くの方に、私も雑貨づくりはじめようかなと思っていただける店づくりをしていきたいと考えています」
[取材協力]
手作り雑貨と生活雑貨のお店
zakka Blue cafe
東京都江戸川区東瑞江1-52-2 102
(都営新宿線・瑞江駅より徒歩7分)
営業時間 10:30〜17:00 ※木曜日は15:00閉店
定休日 毎週日曜日
TEL.03-6231-1451
http://bluecafe-zakka.com/

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