
<プロフィール>
大谷和利
テクノロジーライター。デザイン、電子機器、自転車、写真分野などの執筆
活動のほか、商品企画のコンサルティングなどを行う。
著書として、「iPodをつくった男スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス」、
「iPhoneをつくった会社 業務提携を揺るがすアップル社の企業文化」などがある。
多くの方はそう思われると思います。今は1000万画素を越えるスペックのデジタルカメラもたくさんありますので、200万画素は少なすぎる、そんなイメージがありますよね。でも実際画素数というのは、そんなに必要ないんです。カメラの作成現場に携わる技術者の方は「200万画素あれば普通に奇麗な写真が撮れる。十分なぐらい」そう言うんですね。画素数に関してはどんどん増えた商品が出るから、消費者の方も少しでも奇麗な写真を撮れるなら、そんな錯覚に陥ってしまうのでしょう。デジタルカメラが他との差別化をアピールしようとした時、やはり数字はインパクトがありいますので。画素数が増えていくのは、売る側の人たちに理由があるんです(笑)実際1000万画素も必要ありません。
アップル社がiPhoneのカメラスペックをスタンダードにしたのは、アプリの存在があるからなんです。とても自由な世界なんですよ。アプリをダウンロードしてiPhoneに組み込むことで、それまでふつうのカメラだったのが「自分の理想のデジタルカメラ」になるんです。iPhone用のアプリは現在ジャンル問わず全体を数えると、14万種類ものアプリがあります。カメラのアプリだけでも数十種類。これらのアプリの中から、自分に必要なアプリをダウンロードするだけでふつうのカメラが劇的に姿を変えるんですね。普通の写真はもちろん、トイカメラで撮ったような遊び心のある写真も撮れる、たまにはモノクロ写真も撮りたい。こんな欲求をiPhoneは一台で満たしてくれます。
今回のインタビューでiPhoneのおおまかな特徴は紹介出来たのではないかと思います。ですがまだまだここでは紹介しきれていない、もっと面白い世界がたくさんあります。口コミは参考になるのですが、それをそのまま鵜呑みにしてしまうのは、もったいないと思います。人それぞれ欲求は違うので、その情報がそのまま自分に当てはまるか分からないケースありますよね。ですので、この本を通して「自分が作りたい写真の世界に合わせて、カメラが姿を変えていく」というところ、その面白さや驚きを感じてもらえたらいいなと思います。今までのカメラでは絶対にあり得ないことですので。そして自ら『体験』することで、本当のおもしろさが伝わるのではないかと思っています。
2時間を越えた今回の大谷さんとのインタビューのなかで、“3D写真”の醍醐味を聞くことが出来ました。映画やテレビの分野で“3D”という言葉を最近よく耳にしますが、写真の分野でも3Dが来ているようです。これまた興味深いお話だったのですが。。。 このテーマはまた次回!!
写真花のコンテンツを読んで、写真の楽しみ方がいろいろ増えて、いろいろな写真を撮って、楽しく飾ろう!という読者の方もいるのではないでしょうか。遊び心満載な写真が撮りたいから、トイカメラを買おう。奇麗な風景も撮りたいから一眼レフも欲しい。でもアナログの良さも捨てられない。。。
写真への興味が増えれば増えるほど、その写真を撮るのに適したカメラが欲しくなってしまうのではないでしょうか。ものにもよりますが、カメラは決して安いものではありません。たくさん購入するのも大変だし、どれが自分に合うのかちょっと不安だな。。。
自分の好みで自分仕様のカメラを作ってみませんか?1台のカメラが複数の個性を持つカメラになる、“iPhone”のカメラ機能は、そんな自由な世界を創りだしてくれます。iPhoneのカメラは、はじめは凡庸です。でも、自分次第でいかようにも仕様を変えられる、とても都合の良い“デジタルカメラ”です。今回はテクノロジーライターで、アップル社の製品に精通する大谷さんからiPhoneのカメラとしての魅力を紹介していただきます。