第20回![]()
続きが気になって気になって仕方がないsaorinさん の自分史。次号で最終回とのことで(コラムじゃな くて自分史がですよ)少し残念…。9月16日に新刊 「写真と古道具のくらし」が出版、要CHECK!!
さて前回は、会社を辞めてWEBスクールに通い出したところまでお話しましたが、少し時間を戻して、私が今の仕事をするきっかけになった贈りものの話を少々・・・私が退職するちょうど半年くらい前に、一冊のフォトブックをいただきました。それは、当時愛犬つながりで親しくしていた方が作ってくださったもので、アビの写真をまとめたアコーディオンタイプの、小さな写真集でした。それを目にしたときの、私の衝撃といったら・・・(笑)写真を撮っても、それで何か作るといったら、せいぜいポストカードくらいしか思いつかなかった私にとって、こんなにかわいらしい写真のグッズが、手づくりで作れるなんて!と、大興奮したのを覚えています。
いただいたときの様子をそのままパチリ。透明な袋に入れてあり、アビの写真をプリントした紙でパッケージラッピングしてありました。
開いてみたところ。私が厳選したかわいい(=親バカ)アビのショットが、こうして一冊の写真集に・・・!本当に感激しました。
あまりに感激したので、ご本人に「どうやって作るんですか?」と質問したら、「簡単に作れますよ~」というお返事。でも、その当時はとても難しそうに見えました。このことがきっかけで、私も自分で撮った写真を形にしてみたい。豆本を作ってみたい!という気持ちが徐々に強くなっていきました。どこか、教えてくれるところはないかなあ・・・と、ネットで色々探し始めたのがこの頃です。会社での仕事が、自分にとってつらくなってきたのと同時に、楽しい、おもしろそう!と思えることがどんどん広がっていった時期でした。今思えば、写真を“ホームページ”という形で表現するのにとどまっていたのが、さらにもう一歩前進しようとしていたときだったのだと思います。
退職するまでの半年間は、とにかくひたすらインプットしていた時期だったと思います。当時のブログを見返してみても、毎週のように色々なイベントに出かけたり、雑貨屋さんに足を運んでみたり、単発のワークショップに参加したり・・・とにかく刺激を受け、たくさん吸収した時期でした。一度こうと決めたら、ものすごい行動力を発揮するのが私の長所(?)。銅版画や消しゴムハンコ、メタルワークスというジャンルなど、とにかくワークショップに参加しまくっていました(笑)。また、自分で豆本を作るべく、御茶ノ水にある美篶堂(みすずどう)が主催する製本ワークショップにも何回か通いました。そこで、基本的な洋装本・和装本の製本のやり方はおおよそマスターしたものの、「中身が白紙の本を作っても、その後どう扱えばいいのかわからない・・・」そんな風に思ったことが、後に自宅でのワークショップに生きてきます。(ちなみに、退職後、本格的な製本教室にも通いました。)
参加したワークショップで作った銅版画、メタルワークス、消しゴムハンコ。とにかくおもしろそう!と、アンテナに引っかかったところに、片っぱしから参加していたのですね・・・(笑)
ある日ネットサーフィンしていたら、とあるサイトにたどり着きました。Tokoさんの「Living Room Cafe」というサイトで、フランス料理、カルトナージュ、そして写真と、彼女の素敵な暮らしぶりが綴られていました。夢中になって読み進めているうちに、Tokoさんが自宅でワークショップを行っていることを知り、自分が好きなことを吸収するのに貪欲だったその頃の私は、すぐに参加申し込みのメールを送りました。人気で既に満席となっていた講座でしたが、もう1つ新しくクラスを作るということで、何とかすべりこみセーフ! めでたく通うこととなりました。
(写真花のレクチャーコーナーのバックナンバーvol.13で、Tokoさんの写真のワークショップ通信講座について紹介されています。合わせてご覧ください。)
持参した雑貨を被写体にして撮影。お気に入りのショットをその場でポストカードにプリントしました。
前回のコラムで、写真教室に通ったとお話しましたが、Living Room Cafeでの写真ワークショップは、そことは全く雰囲気がちがうものでした。素敵なインテリアの中で、色々お話をしながら楽しく写真を撮る・・・あまり教室教室していない感じが、私にはとても心地よく感じられました。前の写真教室では、先生のレクチャーを聞いて、その通りにサンプルを撮影する、という少々固い感じだったので、“ワークショップ”や“教室”のイメージががらっと変わりました。私も、自宅に何人か招いて、お茶を飲みながらのんびりとやるワークショップをやってみたいなあ・・・そんな風に思いました。
さて、ここまできてやっと、前回の終わりに書いた退職後のところまで追いつきました(笑)。WEBスクールに通いつつ、せっせとやっていたのはサイトのリニューアル。Living Room Cafeのワークショップに参加したことをきっかけに、自宅で写真雑貨のワークショップをやってみよう!と思い立ち、2006年の6月、見切り発車ではありましたが、それまでのサイト名、「SR」改め、「green freak」が誕生。もうほとんど勢い(笑)で、saorinの写真雑貨ワークショップがスタートしました。
green freak.net、OPEN時のTOPページ。とにかくさわやかな雰囲気にしたくて、樹木の写真をセレクト。green freakのロゴマークも試行錯誤で作りました。
今思えば、写真雑貨ワークショップを始めたあの頃の私は、本当に運がよかったのだと思います。普通、教室を始めるのに一番苦労するのは生徒さん集め。その頃、退職してヒマだったこともあり(笑)、月に4回も(今はもう無理!(笑))ワークショップを行ったときもありましたが、生徒さんがゼロという状態は一度も経験していないのです。せいぜいブログで更新するくらいで、特別な営業は全くと言っていいほどしていなかったのに・・・その時は本当に何も考えていませんでしたが、これってすごいことだったんだな、と思います。
そうこうしているうちに、green freakでの活動がネット上で目に留まり、最初の取材を受けました。Fuji Filmの主催する写真コミュニティサイト、「Fotomore」(現在の「Fotonoma」)で、紹介していただきました。
その時の記事URL
http://www.fujifilm.co.jp/photomore/myfavorite/favorite_025/index.html
その後「MOE」という絵本雑誌でも、写真切手や封筒などを紹介していただきました。その頃からsaorinとしての活動が、ポツポツと知られ始めたような気がします。ネット上で、“saorinはこういう活動をしています、こういう作品を作っています”と発信することが、その時の私にとって最大の営業であり、宣伝だった、ということに後から気づきました。
写真雑貨のワークショップを始めてからちょうど3~4ヶ月たった頃、一通のメールが届きました。写真処理機器の大手メーカー、「ノーリツ鋼機」が、来年3月に行われるアジア最大の写真のイベント、「Photo Imaging Expo 2007」に参加するとのこと。そこで写真雑貨のワークショップを行うので、講師をやってくれないか、という依頼でした。私で大丈夫だろうか・・・そんな不安も多少はありましたが、こわいもの知らずだったその頃の私は、何とかなるでしょう!と、引き受けることに決めました(笑)。このイベントに参加したことが、saorinの最大の転機でした。
というわけで、saorinの自分史vol.3はここでおしまいです。何とか、次回で終われそうです(笑)最終回は、11月25日更新の写真花。あと1回、2009年最後のコラムをよろしくお付き合いくださいね。
9月16日(水)に、saorinの新刊「写真と古道具のくらし」(雷鳥社)が発売になりました!今回は、写真と古道具にスポットを当てた内容になっています。前著「写真でつくる雑貨」に比べ、だいぶ落ち着いた雰囲気です。ぜひ、手にとって見てくださいね!(というかできれば買ってくださいませ!(笑))
また、新刊出版を記念して個展を行います!11月14日(土)~23日(月・祝)は東京で、12月5日(土)~7日(月)は大阪で行います。本で紹介している作品の展示はもちろん、大きくプリントした写真や、saorinが今まで集めてきた古道具の販売も行います。また、期間中、東京は2回、大阪は1回ワークショップを行います!個展の詳細はブログで逐次アップしていきますので、そちらをご覧くださいね。よろしくお願いします!
saorinサイト green freak
http://www.green-freak.net/
http://greenfreak.exblog.jp/

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