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第7回連載コラム

写真雑貨を創作する・saorinの
『写真を楽しむ、写真で楽しむ』

今回は、saorinが所属する写真サークルНИТЬ(ニーチ)の第5回写真展「写本 vol.3」をクローズアップします。写本っていったい何?

写真展だよ全員集合!

こんにちは! saorinです。いつの間にか梅雨開けして、本格的な夏が近づいてきましたね! あちこちお出かけする機会が増えると、カメラの登場回数も多くなるこの季節。撮りためた写真を、どこかで発表してみませんか? 個展などという大げさなものではなく、お友達同士で作品を持ち寄れば、それは立派な作品展。そこで今回はちょうど今開催中の(8月3日まで)、私が所属する写真サークルНИТЬ(ニーチ)の第5回写真展、「写本」vol.3をクローズアップします。これを読めば、あなたも写真展が開きたくなるかも?!

「写本」展とは

「写本」とはずばり写真集のこと。つまり、ただの写真展ではなく、写真集展なのです。写真展といえば、壁に額装した写真を展示してそれを見てもらう、というイメージがありますが、この写本展のメインは写本。一人一冊制作した写真集が、人数分展示された様子は圧巻です!(しかも、今年は参加人数が何と44人!! ) さらに、その写本の中から選んだ1枚を大きなパネル写真にして展示しているので、とにかく見ごたえのある写真展に仕上がっています。これは今年の写本展のDMで、去年の写本をそれぞれ撮影した写真を使ったデザイン。私の手と写真集もどこかにあります! (笑)

搬入の様子

写真展ここでこっそり、搬入の様子をレポートします(笑)
どんな風に写真展ができていくのか、時系列で見てみるとなかなかおもしろいですよ。

写真展壁に展示する額装パネル写真は、まずざっと並べてバランスや配置を確認。
モノクロ、カラー、タテ、ヨコ、スクエアマット、はたまた被写体や雰囲気など、写真の個性はそれぞれ千差万別。それを違和感なく、お客さまがスムーズに鑑賞できるようなレイアウトを考えます。これがなかなか大変な作業。ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返していきます。

展示壁今回の写本は、大きな自立壁に布をかけ、それにビニールマットのポケットをつけて展示することに。タッカーを使って、パーテーションに布とポケットを直接固定していきます。コツが入る作業ですが、慣れてくると段々楽しくなってきます(笑)同じ大きさの展示壁を3つ作りました。

棚を取り付け特殊な形状の写本はポケットに直接入れず、脇に小さな棚を取り付けてそこに展示しました。写真は棚を取り付けているところ。
写本は、大きさも形状もメンバーの個性に任せているので、毎年装丁(?)がユニークな作品がちらほら。オルゴール箱のような形だったり、積み木のようなオブジェに近い作品があったりと、バラエティーに富んでいて飽きません。

壁のパネル写真もレイアウト全ての搬入作業が無事終了。壁のパネル写真もレイアウトが決まり、釘を打って丁寧にかけます。各写真の右下には、作家名、写本のタイトル、写本に対してのコメント、そして使用したカメラ名を記入したプレートを用意。パネル写真と写本、交互にじっくり楽しんでもらえたら、という思いが込められています。

写本への思い

写本今回私は、昨年末旅した中国の写真をまとめた写本を作りました。来た人が一目見て「あ、これって中国の写真集なのかな? 」と連想するような、わかりやすい装丁が目標。手すきの和紙を使って、素朴な感じに仕上げてみました。(中国国旗をイメージさせる、右上の黄色い☆印は、黄色のマスキングテープを星型パンチでくりぬいて貼ったもの。そのまま貼れて楽ちん! )

私の写本は、ただの中国の旅写真集ではおもしろくないので、そこに暮らす人と動物に焦点を当ててみました。「わあ、かわいい」となでてみたら、実は食用にされるために世話されている子犬や、放し飼い状態で自由気ままに歩き回る鶏。(これももちろん食用です)東京で暮らす私にとって、摂取する側と摂取される側、彼らが共に暮らす様はとても新鮮で、それでいて自然な姿に見えました。そんな中国の様子をまとめた写本には、「共生」というタイトルをつけています。手にとって見てくださった方、感想いただけるととってもうれしいです!

観音開きの表紙と、和綴じ製本を合体させています。メモ帳のような、見やすくて遊び心のある装丁にしてみました。

写真サークルHИТЬ(ニーチ)について

HИТЬ(ニーチ)は、ロシア語で「糸」という意味で、もともと音楽の趣味やインターネットで知り合った人たちが集まって生まれたグループ。撮影会など様々な活動を経てメンバー数も増え、雑誌などのメディアに取り上げられるなど、サークルの注目度も増してきています。НИТЬという一本の糸に、人という〈結び目〉があり、そこから新たな幾つもの〈結び目〉を作ることが出来るような【人の交流の場】を目指しております。堅苦しい理屈に囚われず、「自由に写真を楽しもう」がコンセプト。写真を愛する人の交流の場です。毎月撮影会やその他イベントの活動をしていますので、ご興味がある方はぜひ!

QRコード第5回HNTb写真展 写本vol.3
2008.7.22(火)~8.3(日) 11:00~19:00(月曜休)
ギャラリーコスモス URL http://www.gallerycosmos.com/
東京都目黒区下目黒3-1-22
谷本ビル3階
TEL03-3495-4218

JR/地下鉄南北線/都営三田線目黒駅から徒歩10分
バス:目黒駅西口より2つ目「大鳥神社谷本歯科ビル前」

写真サークルHNTb(ニーチ)
HYPERLINK  http://www.photo-ito.com/

おまけ

saorin写本「共生」の最初のバージョン。革を表紙にした装丁です。中のページも、分厚い画用紙のような紙を使い、辞書のようにしてみたのですが… どうも気に入らず、結局お蔵入りに。納得のいく作品を作るには、まだまだ精進が必要なようです…(笑)。

saorinサイト green freak
http://www.green-freak.net/
http://greenfreak.exblog.jp/